小1の帰宅後やること表をAIと100均で作った|マグネット式ミッション表
下の子が小学1年生になってから、学校から帰ったあとの声かけが増えました。
「水筒出した?」「給食袋は?」「連絡帳見せて」「宿題は?」。一つ終わるたびに、次に何をするかを私が言います。娘も、言われるたびに少し嫌そうに動く。私も毎日同じことを何度も言う。大きな出来事ではないのですが、これが毎日続くと、お互いにじわじわ疲れます。
口で言い続ける代わりに、娘が自分で見て分かるものを作れないか。そこで、生成AIで「帰宅後にすること」を表にし、100円ショップの材料でマグネット式のミッション表を作りました。

困っていたのは、「できない」ことより次に何をするか分からないこと
娘が帰宅後のことを何もしたくない、というより、次に何をすればよいかが頭の中で一つにつながっていないように見えました。
大人にとっては当たり前の「水筒を出す」「連絡帳を見せる」も、小学1年生にとっては別々の作業です。全部を覚えて、自分で順番に進めるのは簡単ではありません。
そこで、「忘れないように注意する」のではなく、忘れても表を見れば分かる仕組みにすることにしました。
小1の帰宅後やること表に入れた9つのミッション
表に入れたのは、実際に帰宅後にしてほしかった次の9項目です。
- にもつを へやにもっていく
- すいとうをだす
- きゅうしょくぶくろをだす
- ハンカチ・ティッシュをだす
- たいそうふくをだす
- せいふくをかける
- れんらくちょうをみせる
- しゅくだい
- えんぴつけずり
最初は8項目で作っていましたが、あとから「せいふくをかける」を追加して9項目になりました。一般的な「小学生が帰宅後にすること」ではなく、わが家で毎日声をかけていた内容を、そのまま表にしています。
「チェックを付ける」ではなく、磁石を動かす形にした
表は「やること」「できた」「まだ」の3列にしました。最初は磁石を「まだ」の列に置いておき、終わったら同じ行の「できた」へ移します。
「まだ」の側には、9行をつなげた水中の絵を入れました。磁石を「できた」へ動かすたびに、隠れていた魚やクラゲなどが見えてきます。全部終わると一枚の絵が現れるため、ただの確認表よりもゲームに近い感覚になります。
文字を読むだけで分かること/終わったことが目で見て分かること/子ども自身が動かせること/全部終わる楽しみがあること
AIに頼めば一度で完成、ではなかった
デザインには生成AIを使いました。ただ、作りたい内容を伝えれば、すぐ印刷できる表が完成したわけではありません。
困ったのは、表の形です。上の行は大きいのに、7・8・9番の行だけ小さくなる。文字が縦に伸びたり、つぶれたりする。「できた」と「まだ」の列幅もそろいませんでした。
見た目だけなら少しくらい違ってもよさそうですが、この上に同じ大きさの磁石を置きます。行ごとに高さが違うと、実際に使いにくくなります。
そのため、途中からは「かわいい表を作って」ではなく、A4縦、9行をすべて同じ高さ、1行は約23〜24ミリ、「できた」と「まだ」は同じ幅、文字を変形させない、と具体的に指定しました。それでも直らない版があり、別のチャットで指示を整理して最初から作り直しています。
画像生成はイラストを考えるのには便利でしたが、寸法が大事な印刷物では、出てきた画像をこちらでも確認し、直したいところを具体的に伝える必要がありました。
A4で印刷して、マグネット式にした
完成した画像はA4サイズで印刷し、ダイソーの「マグネットシート マット紙」を使いました。A4サイズ・インクジェットプリンタ専用で、印刷したシート自体をそのまま磁石として貼れます。パッケージには、厚み約0.3mmと書かれている商品です。

項目ごとに動かす磁石は、娘がつまみやすい丸いものを使っています。
薄くて平らな磁石は、大人には動かせても、子どもの指では端をつまみにくいことがあります。表の見た目だけでなく、毎日ひとりで動かせるかも大事でした。
使うときは、帰宅前に磁石を「まだ」へ戻しておきます。娘は表を見ながら一つずつ進め、終わるたびに磁石を「できた」へ移します。
実際に使うと、自分から表を見るようになった
作る前は、私が一つずつ「これはやった?」と声をかけ、娘が少し嫌々取りかかるような感じでした。
この表を使い始めてからは、私が言う前に自分でリストを確認しながら進めるようになりました。終わったら、磁石もきちんと「できた」へ動かしています。
今は「親に言われたからやる」というより、ミッションを一つずつ終わらせるゲームのような感覚で楽しんでいるように見えます。声かけを完全にしなくてよくなった、という話ではありません。ただ、毎回最初から最後まで私が指示を出す状態ではなくなりました。
娘を変えようとするよりも、娘が自分で動けるように見える形にしたことが、わが家には合っていました。何度も画像を作り直す手間はかかりましたが、結果としては作って大正解でした。
同じものを作るなら、家庭ごとの「いつも言っていること」から
帰宅後にすることは、学校や家庭によって違います。最初から立派な表を作るより、まず親が毎日繰り返している言葉を書き出すと、その家に必要な項目が見えてきます。
- 毎日、何について声をかけているか
- 子どもが自分で読める短い言葉になっているか
- 終わったことが目で見て分かるか
- 子どもが自分で動かせる大きさか
わが家では、毎日の「あれやった?」を9つのミッションに置き換えました。口で何度も言っていたことを、子どもが自分で確認できる形にする。それだけでも、帰宅後の空気が少し変わりました。

