家具はそのまま。自宅の写真をAIに見せて、リビングの模様替え案を作ってみた

リフォームをするほどではない。でも、毎日過ごすリビングの雰囲気は少し変えたい。そこで今回は、自宅の写真をAIに見せて、「今ある家具や設備をなるべく残したまま、インテリアだけでどこまで変えられるか」を試してみました。
目指したのは、モデルルームのような非現実的な部屋ではなく、普通の家で取り入れられるアイデアです。グリーン、本棚、アート、照明などを足しつつ、掃除のしやすさも大切にしました。
まずは、今のリビングをそのまま見せる
最初に使ったのは、普段のリビングを撮った写真です。キッチンやダイニングテーブル、椅子、床、窓など、今あるものを大きく変えずに提案してもらうつもりでした。
最初の提案は、自然だけれど少しおとなしい
最初に出てきた案は、植物やアートを加えた、落ち着いた雰囲気でした。取り入れやすく、わが家にもなじみそうです。ただ、元の部屋から大きく印象が変わった感じはなく、「せっかくAIを使うなら、もっと違う方向も見てみたい」と思いました。
参考にする部屋を変えて、方向性を広げる
そこで、建物そのものがおしゃれな施工事例ではなく、家具、本、照明、アート、植物、配置の工夫で印象が変わっている部屋を参考にしました。わが家で再現しやすいのは、壁や床を作り直す案より、こうした「後から足せる要素」だと考えたからです。
さらにAIには、似た案を少しずつ変えるのではなく、雰囲気を思い切って振り切るように頼みました。
濃い色、植物、アートで、落ち着きのある雰囲気に。
色数を抑え、直線的ですっきりした雰囲気に。
ここで問題。AIは家具まで変えてしまう
雰囲気の違いは分かりやすくなりましたが、よく見ると、テーブルや椅子など今ある家具まで別のものになっています。画像としては魅力的でも、これでは「家具はそのまま」という条件から外れてしまいます。
「既存家具を変えない」と書くだけでは、AIは部屋全体をきれいに作り直してしまいがちでした。雰囲気の提案は得意でも、写真に写った形や寸法を正確に守ることは別の難しさがあるようです。
変えてよいもの・変えないものを細かく指定する
次は、キッチン、テーブル、椅子、床、窓、エアコンなどを変更しないこと、追加してよいのはアート、植物、照明、小型家具、ラグ、本棚などに限ることを、できるだけ具体的に伝えました。
色数を抑え、壁面を中心に印象を変える方向。
家族で過ごす温かさを残しながら、少し楽しい雰囲気に。
最初より条件には近づきました。それでも、元の家具の形を完全に保てたわけではありません。ここは、AI画像を完成予想図として受け取らないほうがよさそうです。
実際に使って分かった、向いていること・向いていないこと
AIが役に立ったこと
- 部屋の雰囲気を、言葉だけでなく画像で比較できる
- 合いそうな色、アート、植物、照明の方向が見える
- 自分では選ばない組み合わせを試せる
- 家族と「どの感じが好きか」を話しやすくなる
AIに任せすぎないほうがよいこと
- 家具の正確な形や寸法を保つこと
- 動線やコンセント位置まで含めた現実的な配置
- 実際に買える商品だけで構成すること
- 施工後の見た目を正確に再現すること
今回使った指示文の例
同じように試すなら、「おしゃれにして」だけでなく、残したいものと足してよいものを分けて書くのがよさそうです。
結論:完成図ではなく、アイデアのスケッチとして使う
今回試してみて、AIは「この部屋を正確に再現した完成予想図」を作る道具というより、好みの方向を探すためのラフスケッチとして使うのがちょうどよいと感じました。
わが家で実際に取り入れるなら、まずはアート、植物、照明のように、小さく始められて戻しやすいものから。画像をそのまま再現するのではなく、「どの色が好きか」「何を足すと落ち着くか」を拾っていきたいと思います。
※掲載したAI画像はインテリアの方向性を検討するためのイメージです。寸法、配置、施工後の見え方を保証するものではありません。

